米国株を使って50日高値のブレークアウトで買い、20日安値のブレークアウトで売り、というブレークアウトシステムのバックテストをした所感を書きます。

前回は50日高値ブレークアウトで買い、10日安値のブレークアウトで売り、というルールをバックテストしましたが、今回はトレーリングストップの売りルールを10日安値から20日安値に長くした場合のテストです。

テスト銘柄は2023年3月時点の米国株の時価総額上位30銘柄です。2023年時点で結果的に勝ち組となった株のバックテストなので、良い結果が出て当然なのは注意すべき点です。
グロース株をブレークアウトシステムでトレードした場合、10日安値トレーリングストップと、20日安値トレーリングストップで、どんな差が出るかをまとめてみました。

(トレードルール)

買いのルール:前日までの直近50日間の最高値を、日足の高値で上抜けしたら、その翌日の寄付きで成行買い。

売りのルール1:前日までの直近20日間の最安値を、終値で下抜けしたら、その翌日の寄付きで成行売り。(20日安値でのトレーリングストップ)

売りのルール2:前日までの直近10日間の最安値を、終値で下抜けしたら、その翌日の寄付きで成行売り。(10日安値でのトレーリングストップ)

ルール1・テスト結果
(20日安値で売り)
ルール2・テスト結果
(10日安値で売り)
資産増の平均1842%566%
プロフィットファクターの平均3.52.4
平均勝ち額÷平均負け額3.82.9
勝ちトレードの勝ち額平均103.3%28.4%
負けトレードの負け額平均27.5%9.8%
勝率48%45%
最大ドローダウンの平均40%40%
ポジション保有期間の平均52日29日
勝ちトレードポジション保有期間の平均78日43日
負けトレードポジション保有期間の平均28日17日

20日安値トレーリングストップ(ルール1)のほうが平均1842%の資産増でプロフィットファクターも3.8と圧倒的に好パフォーマンスです。

ただ、表には書いていませんが、ルール1ではプロフィットファクター1以下の銘柄が5社あったのに対し、ルール2では3社しかありませんでした。

ルール2のほうが銘柄によるばらつきが少ないということです。

ルール1は負け戦になる銘柄に出会う確率が少し高くなるかわりに、勝ち銘柄でその穴埋めをする、という運用を意識しなくてはなりません。

いずれにせよ、トレンドフォロー系のエンジンで株をトレードする際には、上昇モメンタムの強い銘柄を選ぶのが大切だと常日頃から感じています。

ルール2にもメリットがあります。

負けトレードの平均負け額については、ルール1は27.5%、つまり負けるときは3割近くの損失を出すということです。一方で、ルール2では9.8%の負けで済んでいて、ポジション保有期間も短く済んでいます。

ルール2のほうが「負けるときは小さくて済み、短期間で現金に戻して別のチャンスを狙える」ということであり、ルール2にはルール1とは違ったメリットがあるということだと思います。

テストした銘柄が30銘柄と少ないので、深読みはここまでにしようかと思います。

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